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NPO法人 彦根景観フォーラム

城下町彦根、世界へアピール

景観フォーラム 冊子で提言

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町家を生かしたまちづくりを提言する冊子「世界の城下町彦根をめざして」

A5判、72ページ 700円
ひこね「街の駅」寺子屋力石で独占販売中
TEL0749(27)2810 


 NPO法人(特定非営利活動法人)彦根景観フォーラムは、まちづくり提言シリーズの冊子第1巻として「世界の城下町彦根をめざして」をこのほど発行した。理事長の山崎一眞滋賀大教授が町家をネットワーク化した「古民家博物館」構想などを提言している。

 彦根景観フォーラムは、滋賀大や県立大の教授と学生、商店主、公務員らが中心となり、建物の実測調査や花しょうぶ通り商店街の活性化拠点「寺子屋力石」の運営支援などに取り組んでいる。

 「世界の城下町彦根をめざして」は、「町家を生かしたまちづくり」をテーマに昨年5月に開いた公開講座のうち、山崎理事長の講演分をまとめた。

 山崎理事長は、花しょうぶ通りなど市内の古民家が集中する8つのゾーンで建物の維持・管理が難しく空き家が増える現状に触れ、保存・活用の実践法を述べている。このうち、点在する古民家をネットワーク化して見学できる「古民家博物館」構想では、NPO(民間非営利団体)などコーディネーター役の重要性を指摘し、空き家を学生寮や高齢者向け施設、集会所として利用したり、ユビキタスと呼ばれる先端のIT(情報技術)による情報発信を提言している。

 また、世界文化遺産登録について、「城下町の基本構成をすべて保持する都市は日本ではもうない。代表的な城下町という普遍的な価値を十分に主張できる」と述べている。

 
by hikonekeikan | 2006-04-02 01:48 | お知らせ&NEWS
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