NPO法人 彦根景観フォーラム

築城400年祭《談話室》 それぞれの彦根物語 2007.7.28

【彦根物語37】
「アフガン難民を支える会」     

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渡辺弘俊
(「アフガン難民を支える会」運営委員)



9.11テロ直後、アフガニスタンのタリバン政権の崩壊により国民の多くが難民化し、パキスタンに200万人が流入。そんな時、パキスタンに26年在住している督永忠子さん(彦根市芹橋出身)が現状を見て「せめて難民の子ども達だけでもナーンを」と始めた行為が日本の有志と共に01年11月に「アフガン難民を支える会・SORA」として発足しました。
SORAの活動は「モノを与えるだけの支援でなく、人々が自立できる支援、生産性のある支援」を目指して、02年5月より拠点をアフガンに移して今日まで活動をして来ました。

【カーペット製作所】収入の無い母子家庭の為のカーペット作り。日本にも輸入し支援のための販売をしている。
【識字教室】20年余りの内戦と貧困、識字率20%の人々のために「識字教室」をカーペット作業所に併設。
【縫製教室】自立と生産性を目指して縫製教室(市内3ヶ所)では、ミシンなど縫製道具一式を備えての技術の習得に努める。
【巡回医療】カブール市内の貧しい所、02年よりは国際医療機関やNGOの支援の届かない地域ハザラジャード(標高3300m)やスルハバット(3600m)の村々への巡回医療を行う。
【カレーズ掘り・灌漑用横井戸】1999年にアフガン全土を襲った大干ばつによる食糧難民が発生、そんな中、02年より標高3600mのスルハバット郡の12村50余ヶ所でカレーズ掘りの支援にはいる。
【植林・緑化プロジェクト】支援はスルハバット郡の山々に緑を取り戻すための植樹とりんご、アプリコット、アーモンドなど果樹の植樹を実施。
【小学校の建設】03年6月より、標高3600mのカレーズの支援地に2校の小学校の建設を始める。

 05年には自立性のため、カーペット製作は各家庭へ、識字教室、縫製教室は教師に運営を委ねてSORAの施設を廃止し、後方支援に切り替える。尚、06年、07年はタリバン勢力増強に伴いアフガン全土の治安悪化もあり、現在はアフガン人スタッフが活動を継続しています。

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カブール市内の廃墟(03年)




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SORAの識字教室




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カレーズ掘り
(標高3600Mの地・スルハバット郡)




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自立への出発・自宅にて






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自立への支援
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by hikonekeikan | 2007-08-17 09:35 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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