NPO法人 彦根景観フォーラム

「それぞれの彦根物語39」は盛況でした 2008.2.16

「まちなかギャラリー実働80日」
角(すみ)省三さん(彦根景観フォーラム会員、滋賀作家クラブ会員)

d0087325_0203874.jpg 朝から雪が降りつもるあいにくの天気でしたが、力石はいっぱいの人であふれました。
 角さんは、四百年祭の期間中、銀座の古い商家・旧百々洋服店で、彦根の洋画家達を紹介する絵画ギャラリーをボランティアで開かれました。実働80日で、きちんと接客されたお客様は782名、一見さんも含めると1,564名の方と交流されました。どうしても休館せざるをえない日もあって、日平均約22.3人だそうです。お客様は全国に広がっています。角さんの暖かいおもてなしが共感をよび、リピーターも多かったそうです。
紹介された画家は鈴木三五郎、百々松之助、村岡平蔵、西岡義一、谷沢一郎、夏川和子、小田輝子、特別出品で野口謙蔵などでした。とくに、わずか2年の彦根での教職生活中に多くの画家を育てた鈴木三五郎さんの影響力は見事と言う他ありません。
 
 話題は「彦根にも美術品を展示できる美術館があればいいのに・・」ということになりました。d0087325_0214258.jpgたしかにこれだけの絵画を市民が持つ都市は珍しいでしょう。散逸を防ぐためにも、日頃から市民の目に触れる機会が多い方がいいと思います。いわゆる美術館といえば、1枚何千万円、何億円の所蔵品をコレクションする美術館を思い浮かべますが、こういう市民が楽しむタイプのまちなかギャラリーは、市民の利用する公民館や図書館などを改装してボランティアが運営するのもいいですね。

 もう一つ、これを「まちづくり」に生かせないかと思いました。銀座商店街がそれぞれの店に美しい絵画を置き、お客様に楽しんでもらう。中心に本物の町家でアートギャラリーを運営する。そうすれば、オンリーワンで本物のまちができます。
 町家でみる洋画は、白い壁を背景にみる時とは全く違う美しさに満ちています。これは新鮮な発見でした。黒壁のガラス美術館も伝統商家を使ってヨーロッパのガラス美術品を展示していて、大変に美しいのですが、それと同質で、それ以上の美しさを感じました。

次回は・・・
【彦根物語40】平成19年3月8日(土)10:30~12:00
 「ゆらっと遊覧 彦根城お堀めぐり 
―他都市に真似のできない文化遺産を使ってのまちづくり」
 小島 誠司さん(NPO法人 小江戸彦根 副理事長) です。
[PR]
by hikonekeikan | 2008-02-17 00:30 | 談話室「それぞれの彦根物語」
<< 世界遺産を目指す彦根の課題 第3回 築城400年祭《談話室》 それ... >>