NPO法人 彦根景観フォーラム

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ぶらっと彦根 2005年11月5日(土)

-朝鮮通信使の足跡をたどる-

特定非営利活動法人彦根景観フォーラムは、美しい自然環境と歴史的遺産を持つ彦根の景観を、住民とともに考え、活かし、守り育て、慈しみ、未来に向け働きかけるとともに、住みやすくて楽しく、そして私たちが誇りを持てる街にするため、様々な事業や街つくりの提案・提言のみならず、自らこれらを実行しています。このたびの彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」は、この彦根の景観を世界遺産登録に向けた、私たち彦根市民の取り組みのステップの一つと考え、実施しました。
彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」


第1部 講演会「朝鮮通信使の足跡をたどる」
  10:00~12:00(受付9:00~) 会場:宗安寺(彦根市本町2丁目) 無料
 ▽講演1 「朝鮮通信使と宗安寺・彦根」  宗安寺住職 竹内眞道氏
 ▽講演2 「朝鮮通信使と朝鮮人街道」  高月町教育委員会学芸員 佐々木悦也氏
 ▽講演3 「北東アジア城郭都市研究」  滋賀県立大学教授 土屋敦夫氏
                           韓国京畿大学教授 金 東旭氏


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■朝鮮通信使の足跡を辿る「ルートマップ」


第2部 まち歩き
  13:00~15:30(受付12:30~) 出発:宗安寺 300円(資料・保険代)
 ▽通信使の宿泊所「宗安寺」を出発、他の宿泊所や朝鮮人街道界隈を見学します。
実証実験 携帯電話を利用した「ユビキタス観光システム」実験
  10:00~15:30 会場:彦根城下・花しょうぶ通り街の駅「寺子屋力石」 無料
 ▽QRコード(2次元バーコード)をカメラ付き携帯電話で読み込むと、その場にふさわしい観光・名所旧跡情報が画面に表示され、学習しながら観光ができる「学習型観光システム」を、滋賀大学などと共同で開発しています。11月5日には、ICタグを使った実証実験も行います。

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■「朝鮮通信使の足跡を辿る」を終えて
 文化の中から景観は生まれ、各時代の景観の堆積が多彩で多様な都市景観をもたらしている。この都市景観を守り育てるためには、各時代の歴史の掘り起こしに加えて、市民がそれを楽しみ慈しみ、未来に向けて働きかけていくことが大切である。
今回の催しは、一昨年9月に開かれた「日仏景観会議」の成果をふまえ、永続的な市民のための市民の事業として企画されたもので、今年で2回目となる。このたびの彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」は、彦根で開催の「北東アジア城郭都市研究協議会」(彦根市・滋賀大学・滋賀県立大学及び韓国水原市・京畿大学などをメンバーとする研究グループ)のため、韓国メンバーが来彦されるのを機会に企画したものであり、日韓交流はもとより、朝鮮通信使で大きな役割を果たした彦根の当時の様子を探ると、同時にこの彦根の景観を世界遺産登録に向けた、私たち彦根市民の取り組みのステップの一つと考え、市民と共に一つのテーマを持ち、彦根の街を探索し、彦根の街の再発見をしていただく事となった。
当日は、本町二丁目「宗安寺」で旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」と題して、“朝鮮通信使と宗安寺・彦根”について宗安寺住職の竹内真道さんの講演で始まり、“朝鮮通信使と朝鮮人街道”について高月町教育委員会学芸員の佐々木悦也さんの講演をしていただき、その後”北東アジア城郭研究”について韓国京畿大学の金東旭さんおよび滋賀県立大学の土屋敦夫さんから講演を頂きました。前2者の講演では“朝鮮人街道・彦根・宗安寺などの歴史的意義・役割”、また後2者の講演では“世界遺産に登録されている、韓国「華城(ファソン)」と彦根に関わる”お話しなどをされ、多くの感動を与えていただきました。
そして、出席者は宗安寺をあとにしテーマに沿った旅「ぶらっと彦根」の彦根の町の探索を行った。ここでも、ポイント講演や日頃見ることの出来ない街家や足軽屋敷跡見学などの他、10月16日開駅したばかりの街の駅「寺子屋力石」見学も用意されており、新たな感動をしていただいたことと思っている。なお、当日の参加者は延べ135名、ボランティア約8名のご協力を得ることができた。
なお、今回は「彦根ユビキタス産業協議会」による携帯電話を利用したユビキタス観光システムの実証実験も同時に行われ、従来の文字と写真による観光情報へと、音声と動画による観光情報へと発展させた試みの取り組むこととなった。経済学部谷口教授の研究室による“ユビキタス”の実験も数ポイントで実施され好評を博していた。
 最後に、今回の開催にあったては、NPO彦根景観フォーラム・彦根ユビキタス産業協議会が中心となり北東アジア城郭都市研究協議会の協力を得て大学・市役所・彦根商工会議所などが連携しながら、実現することとなった。
講演の竹内師
講演の佐々木氏
講演の金氏
講演の土屋氏
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by hikonekeikan | 2005-11-05 19:57 | ぷらっと彦根