NPO法人 彦根景観フォーラム

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《談話室》 それぞれの彦根物語 2009.2.14

【彦根物語58】
「『彦根リキシャ』にかける夢」  

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竹内 洋行
(「彦根リキシャ」
  開発プロジェクト)


 「彦根リキシャ」は彦根製の和風自転車タクシーです。最近新聞やヤフーのトピックスでも取り上げられ注目していただいております。「彦根に似合う物を、彦根の者の手で作り、彦根で走らせよう」と言うコンセプトのもと、市民と大学と職人が作りました。

 そもそもリキシャとの付き合いは長く、素人作りですが2003年頃から「ひこね自転車生活をすすめる会」の啓発イベントなどで、廃棄自転車のフレームを組み合わせ椅子と屋根をつけて走り始めていました。年に一作以上のペースで作り続け、2007年に6作目をえびす講で走らせていました。「自転車を作ってみたい」「クルマに代わる、人も荷物も運べる人力のクルマが作りたい」と言う気持ちが根底にありました。

 そんな中、彦根で活躍される各方面の方と知り合いになり、彦根の町並みに似合う乗り物を作って走らせようとグループが出来ました。グループは面白い構成で、一つが職業も年齢もばらばらで、でも楽しく汗を流す市民たち。もう一つが大学で、滋賀県立大学の印南研究室を中心に、コーディネートから職人手伝いまでこなす頼もしい面々。最後が職人さんで、自分の職域を越え、コラボレートすることでより良いものを作ろうという意欲的な面々です。

 今後はプロジェクト一号機の今春営業運行開始を果たし、より「あたりまえの足」となるより軽快な二号機の開発を進めたいと考えております。また「地元の身近な運転手さん」を皆さんにおすすめしようと思っております。楽しい仕事です。あなたもいかがですか?


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【キーワード】
彦根リキシャ、自転車タクシー、和風、伝統工芸、職人、大学、市民、夢
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by hikonekeikan | 2009-02-25 17:08 | 談話室「それぞれの彦根物語」

芹橋辻番所の会 第3回辻番所サロン  2009/02/15

芹橋足軽組の居住配置の復元
                                渡辺 恒一 (彦根城博物館学芸員)
 

 毎月第3日曜日、芹橋二丁目の足軽屋敷で開かれる辻番所サロン「芹橋生活」。
 第3回目は、彦根城博物館学芸員 渡辺 恒一さんが、御城下惣絵図や古文書などを駆使して足軽組の居住配置を復元し、これまで漠然と語られてきたイメージをくつがえすとともに、辻番所の役割や配置を解きあかす重要な手がかりを示された。
 今回も狭い足軽屋敷は、60人を超える人で超満員となった。

リーダーの歴史から市民の歴史へ 
d0087325_204675.jpg 渡辺さんによると、これまでの近世の歴史研究は、武将や大名、有力家臣などの政治や権力争いなどの解明が主力であったが、近年は足軽や武家奉公人、商人、農民などの一般庶民の生活にスポットが当たってきており、彦根でも足軽に関する基礎的な事実が明らかにされてきた段階だという。(「新修 彦根市史」、「彦根藩の藩政機構」に収録)
 本格的な研究はこれからだが、当面、
①江戸時代を通じての足軽組の編成の推移
②足軽の職務実態、勤務体制、組織の機能
③足軽組の屋敷配置のあり方 
の3点の解明が課題とされている。 今回は、③について、最新の研究が披露された。

足軽組の居住配置を復元する
 滋賀大学経済学部附属史料館所蔵青木家文書絵図20は、原題が欠けているが、寛政12年から文化5年の「足軽37組家並帳」ともいうべき絵図である。この文書は、同じ組の屋敷を束ねる形で「いろは」文字が朱書きしてあり、誰がどの組に属しているか、その住宅がどう配置されているのかがわかる貴重な資料だ。渡辺さんは、これを天保8年の武家の屋敷配置を描いた御城下惣絵図と重ね合わせて、善利組足軽組配置図(芹橋1丁目~7丁目)を作った。

d0087325_2047124.jpg食い違う足軽組屋敷のイメージ 
 試作図につき転載できないのが残念だが、これまで、南北の細い道筋毎に向かい合って同じ組の屋敷が配置された(両側町)とされていたのが、実際には組と道筋は必ずしも一致しないことがわかった。
 また、20人1組、30人1組とされてきたが、実際には23軒、27軒などとなっており、どの組にも入らない家さえみられる。
 さらに、「普請手代」や「御番人」と呼ばれる人たちも善利組屋敷の地域にまとまって住んでいたことがわかってきた。「普請手代」とは土木工事などの監督に携わる人たちで24俵3人扶持と足軽より2俵多い禄を受けている。また、「御番人」は城内や城下町の門の番人などを勤め、禄も16俵2人扶持と少なく、足軽などが高齢になり兵役には適さないが長年の貢献により門番を勤める「御番上り」ではないかと推定された。

辻番所の配置と管理
 青木家文書絵図には「辻番」の記述があり、その右肩にも「いろは」文字が朱書きされている。これは、辻番所も組の物頭が管理することを示しているのだと判明した。地図に落としてみると、ほぼ組毎に1つの辻番所があることがわかった。
 芹橋地区では、中辻通りと記入された通りに接して辻番所が多く配置されており、城下の警備体制の一環として計画的に配置されたとみられるが、組の配置によって中辻通りからはずれる場合もあり、辻番所の性格としては組の詰所の意味がより強いとみられる。試作図でも、普請手代や御番人の居住地には辻番所は見られない。
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辻番所とは何か?
 さらに、それを補強する史料が「奥平源八火事割申渡書」(佐藤家文書D-316、彦根城博物館寄託)である。これは、奥平源八という足軽組の物頭が、火事の場合の消火班、防火班、連絡班などの分担を個人毎に示した命令書で、その組の構成員から青木家絵図の「そ」の組に該当するとわかった。
 そこには、次のように書かれている。

                    田附員平(たづけかずへい)
                    西村孫右衛門(にしむらまごうえもん)
右両人辻番ニ残り、組中火之元万事心ヲ付可被申事
(みぎりょうにんつじばんにのこり、くみちゅうひのもとばんじこころをつけもうさるべきこと)
 
 以下省略。
 これは、他の者が消火に行っている時に組の防火に注意する役を田附と西村の2名に命じており、場所を「辻番に残り」としていることから、辻番所は組が管理する組詰所として機能していたことを示している。
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 渡辺さんによると、足軽に関する史料は、各藩士の家の古文書や彦根市立図書館保管文書などに少なからず伝えられている。今回、御城下惣絵図、家並帳、古文書を連結することで、具体的な足軽組や組屋敷の場に即して足軽の生活実態を把握することができることがわかったという。
 さらに、人別帳などとも連結されれば足軽の生活文化史が克明に見えてくるのではないだろうか。ますます、目が離せなくなった。 (By E.H)

次回のお知らせ
d0087325_20551142.jpg 第4回は、3月15日(日)10:30~12:00 彦根市教育委員会文化財課 課長 谷口 徹さんによる「芹橋地区の歴史遺産の保存活用 -世界遺産に向けて-」です。

 コーディネーターの母利・京都女子大学文学部教授・彦根景観フォーラム副理事長は、前日まで山口県の萩に出張され、彦根ではほとんど残っていない500石取りクラスの武家屋敷が多数残っていることに驚いたそうです。
 しかし、足軽屋敷となると皆無で、そもそも城下町に足軽が全部住んでいたということが珍しく、「日本中で足軽屋敷が現地にあるのは唯一彦根だけだろう。その意味で『足軽屋敷こそ彦根の売りだ』」と感慨を込めて話されました。
 その貴重な歴史遺産を保存活用する方策について、次回はお話しいただきます。 お楽しみに。
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by hikonekeikan | 2009-02-22 21:25

それぞれの彦根物語58 彦根リキシャにかける夢

彦根リキシャにかける夢
                 彦根リキシャ開発プロジェクト委員 竹内洋行  2009/02/14

 「彦根の町に似合う、彦根で作る、彦根で走る」をコンセプトに開発された自転車タクシー「彦根リキシャ」が、いよいよ3月1日から営業運行を開始する。
 「彦根リキシャ」には、開発プロジェクト委員の竹内洋行さんの夢と人生の出会いがいっぱい詰まっている。
それだけではない。実際にリキシャに乗ってみると自然に笑顔になり、町を歩く人に手を振りたくなる。今回の彦根物語では、そんな未来の可能性を感じることができた。

竹内さんの生き方
d0087325_15141975.jpg 竹内さんは、花しょうぶ商店街の中ほどにある小さな店「エコスタイル自転車店」の店主だ。寺子屋力石にも、戦国丸にも近い。
 彼は、元々自動車のシートベルト関連部品を製造する会社に勤めていた。ものづくりが好きで、部品の開発にも参加し、毎日が楽しかったという。ところが、安定した収入があり働き甲斐もある会社を辞めて、小さなリサイクル自転車店をはじめた。
 「一体、なぜなんだろう」とずっと疑問だったので、思い切って聞いてみた。
 「子どもに、お父さんの仕事はなに?と聞かれたら、自信をもって答えられないでしょう。子どもに自信をもって語れる。それが私の生きる基準です。」
 一瞬、何のことか解からなかった。
 彼は、自動車は環境に良くない。環境に悪いことをしていては子どもに胸をはれないと言っていたのだ。おどろき、そして彼らしいと思った。彼は、寺子屋力石で週1回、滋賀大学の学生達と一緒に、家に帰ってもテレビゲームをするしかない小学生たちを集めて、みんなで遊んだり宿題をしたりしているのだ。
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自転車の世界へ 
 「人力」で「ヒト」も「荷物」も運ぶ。「クルマ」では当たり前の世界を、自転車で「簡単に」「あたりまえに」実現したい。竹内さんは2003年から毎年のように試作に挑戦した。d0087325_1521789.jpg
 試作1号は、2台の中古自転車のフレームを横につなぎ椅子を取り付け、後ろ向きに2人を乗せるものだった。その後、低重心オープンタイプ、シンプル椅子型、幅800mmの箱型、幅狭子ども用、鉄枠板張り部屋型と2007年までに5台の試作車を作る。
 この間、彦根城築城400年祭の市民プロジェクトとして江戸時代の彦根藩士が発明した世界最古の自転車「陸舟奔車」の再現にも参加、多くの仲間達に出会った。


彦根リキシャへの道
  「陸舟奔車」の製作過程で出会った料亭経営者やボランティアの主婦、OL、デザイナーとその卵、地場産業である彦根仏壇の職人、漆芸家、蒔絵師、滋賀県立大学のプロダクトデザイン研究室の印南先生と学生達、高校の美術教師、プロのおもしろ自転車製作者やオリジナル原付製作者たちが集まって、2008年3月、「彦根リキシャ開発プロジェクト」がスタートする。d0087325_152241.jpg

 彦根では、すでにベロタクシーが導入され、竹内さんもドライバーとして活躍していたが、ドイツ製で部品の供給に課題があった。また、卵形の斬新なデザインも彦根の町の風景には似合わないと感じられた。「彦根の町に似合う、彦根で作る、彦根で走る」が開発コンセプトになった。
 特に県立大学の研究室の参加により、デザインコンセプトが徹底的に詰められた。彦根をイメージする言葉を大量に集め、マトリックスで整理してデザイン要素に展開していく手法が竹内さんには新鮮だった。その成果はコンセプト・カーに結晶するが、大きすぎて宴会ができたほどだった。

 ここから、設計、製作(鉄と大工と伝統工芸)、調整と時間がかかり、11月の環境ビジネスメッセのお披露目の当日朝まで徹夜で製作が続いた。
 こうして、総重量150kg、全長3.8m、高さ2mの彦根リキシャが完成し、各地のイベントに出展。秋篠宮殿下もお乗りになったという。直接制作費は約150万円だった。

彦根リキシャのディテール  
 実際にリキシャに乗せてもらった。d0087325_15242469.jpg
 銅版で葺いた唐破風の屋根と頑丈なケヤキの柱、釘を使わない伝統建築の木組みに、「ふきうるし」の漆塗りと蒔絵の彦根仏壇の技法を施した「重厚さ」。座面の畳地や編み天井は茶室の「簡素さ」。ドライバーの法被(はっぴ)や車体に蒔絵で描かれたリキシャの炎のエンブレムは「遊び心」。楽しい発見がいくつもある。

 重い車体の安定した乗り心地は極めて上質だ。
そのうえ、意外にも軽快に走る。走り出すと、路面から町なみ、大空までが視野の中で動き出し、全身にそよ風を感じ爽快な気分になる。思わず笑顔になり、歩いている人に手を振ってしまう。

 走ってくる姿は牛車に似ていてどこか祭を連想させる。走り去る後姿も、なかなか素敵だ。漆塗りの車体の深く渋い色と古い街なみの暗い色が溶け合って、毛氈の緋色が際立つ。
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リキシャの可能性
 「彦根リキシャ」は最高級のフラグシップモデルだ。豪華で楽しい。速く走るのではなく楽しく走る。「クルマ」で歩行者に手を振る人はもはやいないが、リキシャなら歩く人と心が通い合う。ぜひとも観光で成功してほしい。

 竹内さんの夢は、さらに広がる。より軽快で使い勝手の良い安価な普及型を製作し、みんなに使ってもらいたい。人も荷物も運べる「あたりまえの足」にしたいのだ。d0087325_15311969.jpg
 もし、普及版リキシャが完成したら、観光とあわせて会員制のコミュニティ・タクシーができないだろうか。彦根の狭い路地は軽自動車がぎりぎり直進できる幅しかなく、足の悪い高齢者の通院や大きな荷物の搬送に不便が生じている。高齢化の進展でクルマを運転したくない人も増えてくる。リキシャなら、人にも環境にもやさしい。だれでも運転できそうだ。

 「クルマ」の問題は私たちにとって最も悩ましいものだが、「歩く」と「クルマ」の間に「リキシャ」が入ると暮らしも社会も大きく変わる予感がする。環境にやさしい、持続可能な社会の具体的な姿が見えてくる。

新しいベンチャー 
 私の目には竹内さんはベンチャー、それも社会起業家に見える。また、彦根リキシャの開発プロジェクトは、新しい地域ビジネスが生まれる過程を示唆してくれている。だが、ビジネスとしては入り口に立った段階だ。成功するかどうかは、これからにかかっている。

 彦根リキシャは、3月1日10時から滋賀大学彦根キャンパスで行われる「開国フェスタ」で出発式をした後、花しょうぶ通りにある戦国丸で結婚式を挙げる新郎・新婦を彦根城から戦国丸まで送迎する。華やかなデビュー・パレードだ。私も沿道で若い二人と竹内さんとリキシャの未来にエールを送りたい。  (By E.H)
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by hikonekeikan | 2009-02-21 15:44

第2回&第3回 歴史・景観・まちづくりフォーラム開催のご案内

彦根 歴史・景観・まちづくりフォーラム

日時:2月21日(土)開場午後6時30分・開始午後7時~9時 
会場: ひこね街の駅「寺子屋力石」


f0017409_1257837.jpg彦根の歴史を尊重し、未来への布石となる知恵を話しあうフォーラムを開催いたします。


昨年の第1回フォーラムでは、文化庁の苅谷監査官から重要伝統的建造物群保存地区と は、登録文化財とはどういう制度なのか解説していただきました。制度を知ること は大きな意味で徳します

平成21年1月19日、国土交通省、文化庁、農林水産省は、「地域における歴史的風致 の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)」に基づき、金沢市(石川県)、 高山市(岐阜県)、彦根市(滋賀県)、萩市(山口県)、亀山市(三重県)の5市を 認定しました。 同法は、平成20年年11月に施行されました。

歴史街づくり法⇒詳細
我が国のまちには、城や神社、仏閣などの歴史上価値の高い建造物が、またその周辺には町家や武家屋敷などの歴史的な建造物が残されており、そこで工芸品の製造・販売や祭礼行事など、歴史と伝統を反映した人々の生活が営まれることにより、それぞれ地域固有の風情、情緒、たたずまいを醸し出しています。
「歴史まちづくり法」は、このような良好な環境(歴史的風致)を維持・向上させ後世に継承するために制定されました。


第2回と第3回は、歴史まちづくりについて、彦根市文化 財課・都市計画課から説明 いただきます。渋谷博氏の彦根の今昔もデジタル化して将 来には、共有の財産になる システム開発をいたしました。その報告もいします。歴 史や景観は、大事な地域の 文化です。
育った街の再評価の為、写真も大事な資料です。古い写真をお持ちの方は、是非、お 持ちよりください。

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■第2回 歴史・景観・まちづくりフォーラム

日時: 2月21日(土)開場午後6時30分・開始午後7時~9時 
会場: ひこね街の駅「寺子屋力石」


・彦根市の歴史まちづくり 彦根市文化財課課長・谷口徹氏

・彦根の絵葉書   滋賀県立大学・細馬宏通准教授

・彦根の今と昔について その2 渋谷写真館・渋谷博氏
       
・デジタルアーカイブ報告   星陵女子大学・沢野伸浩准教授  
     
・歴史・景観・まちづくりフォーラムの意義 滋賀県立大学・柴田いづみ教授

■第3回 歴史・景観・まちづくりフォーラム 

日時: 3月1日(日)開場午後1時30分・開始午後2時~4時  
会場: 夏川記念会館
  

・歴史まちづくりの方針     彦根市都市計画課課長補佐 寺田修 氏  

・彦根の映像とトーク      渋谷写真館・渋谷博氏 
                  滋賀県立大学・細馬宏通准教授 
                         
・歴史・景観・まちづくりフォーラムまとめ  滋賀県立大学・柴田いづみ教授        

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by hikonekeikan | 2009-02-19 19:38 | お知らせ&NEWS

辻番所サロン・芹橋生活 第3回 開催のお知らせ

【辻番所サロン・芹橋生活3】 平成21年2月15日(日)10:30~12:00

「芹橋足軽組の居住配置の復元」
           渡辺 恒一(彦根城博物館学芸員)


 組を単位として組織され形成されたといわれる善利組足軽屋敷ですが、どのような配置になっていたのでしょうか。 辻番所の位置や複雑な住居の配置など謎が多い「組屋敷」の配置について話していただきます。
 江戸時代の絵図と城下町の町割(街路)がしっかりと残っている彦根ならではの居住配置の復元にご期待ください。

会場:彦根市芹橋二丁目 辻番所・足軽屋敷
定員:30名   ※暖房費 100円
主催:NPO法人彦根景観フォーラム、彦根辻番所の会
※駐車場はありません。駐輪場は利用していただけます。
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by hikonekeikan | 2009-02-11 17:16

それぞれの彦根物語58、59 開催のお知らせ

◆NPO法人彦根景観フォーラムでは、ひこね街の駅「寺子屋力石」で、土曜日の午前中に、 
 《談話室》「それぞれの彦根物語」を開いています。
◆「それぞれの彦根物語」を話の種に、みんなで語り合い、彦根での楽しみごとを共有し、
 より充実した生活につなげようという企画です。


【彦根物語58】 平成21年2月14日(土)10:30~12:00
 「彦根リキシャにかける夢」   
    竹内 洋行 (LLPひこね街の駅委員,彦根リキシャプロジェクト委員)


『彦根リキシャとは彦根製のオリジナル自転車タクシーです。
日本の町並みに似合う車体を地域に根ざす人々の技と力で作りました。
箱型のキャビンをリヤカーのように自転車で牽引して走ります。
今回は製作の意図と夢を語ります。』
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【彦根物語59】 平成21年2月 21日(土)10:30~12:00
 「報道記者が見た滋賀の政治」   
   山田 修 (元BBCびわ湖放送記者)
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『滋賀県の1970年代から2000年にかけての4半世紀の政治は様々な出来事が起きた時代でした。滋賀の政治を振り返ることで政治を良くするきっかけについて共に考えたい。』



コーディネータ:山崎 一眞
 (NPO法人彦根景観フォーラム理事長、滋賀大学産業共同研究センター教授)

【会 場】街の駅「寺子屋力石」
(彦根市河原2丁目3-6 花しょうぶ通り TEL:0749-27-2810)

●《談話室》「それぞれの彦根物語」は大変好評ですので、地域活性化に
寄与する「彦根」をテーマとした語り部事業として引き続き継続していきます。
〔話し手〕として〔聞き手〕として、ドシドシご参加下さい。
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by hikonekeikan | 2009-02-11 16:54 | 談話室「それぞれの彦根物語」

里のつどい4 「みそづくり体験」 フォト・レポート 2009年2月7日

「多賀里の駅」・一圓屋敷は、里の自然、文化、実りを満喫するプラットホーム

 NPO彦根景観フォーラムでは、寄付された古民家「一圓屋敷」を活用した「地域おこし」、「まちづくり」、「都市と農村との交流」の活動を、地元の「多賀クラブ」の皆さんと一緒に進めています。
 「里の駅」は、地元の人々も、都市の人々も、旅行者も利用できる駅のような共有財産(コモンズ)としての古民家の保存・活用をめざしています。

「里の集い」&「地元農家の野菜市」
 毎月第1土曜日は、「里の集い」と「地元農家の野菜市」を開催しています。
2月7日(土)は、「みそづくり体験」でした。多賀クラブの皆さんたちが、事前に準備を整えて、手早く大豆をつぶし、麹を混ぜて味噌を作る熟練の技を披露してくださいました。
そして、参加者にも体験させてくださいました。味噌づくりの参加者は34人でした。

 この日は、1月11日(日)の朝日新聞で紹介されたこともあり、たくさんの人が集まっていただき、にぎやかで、楽しい時間を過ごせました。
 子供さんを連れてきてくださった方や、初めての方も多く、多賀「里の駅」が少しずつ知られてきている手ごたえがありました。
 また、新聞を読んで、一圓さんの親戚の方も草津から来てくださり、小さい頃に泊まった家の様子や馬のことなど、なつかしい話をきかせてくださいました。「大切に使ってもらっているのを知って安心した。」と言ってくださいました。
 みんなが集う楽しい場所として、広がっていくようにしていきたいですね。

 では、フォトレポートをどうぞ。


手作りみそ    
       材料 大豆 1.5kg(約1升)
           米麹 1.5Kg(約1升)
           塩500g

作り方
①大豆は、洗って塩をひとつまみ入れ、3倍の水に一晩つけておく
②豆をやわらかく煮る(豆を指でつまんで花形につぶれるくらい)
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いい香り。すこしつまみ食い。「どう、おいしい?」とちいさな子に食べさせ、自分も食べる。
何も加えない豆本来のやさしいかすかな甘さとこくがある。大人にも勧める。みんなで
食べれば怖くない。
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③煮えた豆をざるに移し、煮汁(あめ)はよくさましておく。(あめは後で使用する)
④豆はあついうちによくつぶす。(すり鉢、もちつき機などで)
⑤つぶした大豆は、よく冷ます。急ぐときは、扇風機やうちわを使う。

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⑥麹は手でよくほぐし、塩と混ぜ、塩麹をつくる。
⑦冷めた大豆と塩麹を木じゃくしでよく混ぜ合わせ、「あめ」を7~8カップほど加える。
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⑧壺か広口のびん(プラスチックではない方がよい)は、熱湯でよく洗い水分をよく乾かしておく。
⑨容器に詰めるときは、空気の残る隙間ができないように、きっちりと詰める。
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⑩表面をラップで覆い、「ぬか座布団」か「塩座布団」で空気に触れないようにしっかりと押さえ、
さらにビニールか紙で覆い、ゴム紐でくくっておく。
 これが、「塩座布団」。大量の塩をビニール袋に入れて表面を押さえ、密封する。
なぜ、塩なのか?殺菌作用があるから? では、砂糖では?と大論争に発展しかけたが、
「なんでもいいんだけど、塩は安いからよ。」の主婦の一言で決着。
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保存場所
 日陰で温度差の少ないところがよい。ガラス容器の場合は、日光などが当たらないように全体を紙で覆っておく。
発酵が進み、夏を越すとおいしい味噌ができます。表面に部分的にカビが発生することがありますが、取り除いてください。
自分で作った味噌が出来上がるのがとても楽しみです。


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みその甘さと野菜の甘さがみごとに溶け合った味噌汁、古代米を加えたご飯と漬け物の簡素な昼食ですが、おいしくてみんながお代わりをし、多賀クラブの皆さんの分がなくなってしまいました。ごめんなさい。軒先では、恒例の野菜市。おつけものがおいしそうで、買いました。
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 一圓屋敷に飾られた大きなお内裏様とおひな様。
殿上飾りは、いわゆる高貴な人を表現した顔や衣装で、現代人の我々がみても日本人の理想とした美しさに見とれてしまいます。
この髪飾りは、豪華ながら、どこかに清楚さを感じさせますね。
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 このお雛様は、彦根市花しょうぶ通りの寺子屋力石で展示していただけるとのことです。
みなさんに見てもらえるのを楽しみにしています。

次回のお知らせ                         
3月7日(土)は、「ふきのとう三昧」です。
あわせて、井伊直弼も泊まった大庄屋である一圓屋敷の実測調査結果を滋賀県立大学人間文化学部の濱崎教授に報告いただきます。
 是非お出かけください。
 
「多賀クラブ」のブログは、こちら。 http://blog.taga-station.com/ 
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by hikonekeikan | 2009-02-11 11:30