NPO法人 彦根景観フォーラム

城下町彦根、世界へアピール

景観フォーラム 冊子で提言

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町家を生かしたまちづくりを提言する冊子「世界の城下町彦根をめざして」

A5判、72ページ 700円
ひこね「街の駅」寺子屋力石で独占販売中
TEL0749(27)2810 


 NPO法人(特定非営利活動法人)彦根景観フォーラムは、まちづくり提言シリーズの冊子第1巻として「世界の城下町彦根をめざして」をこのほど発行した。理事長の山崎一眞滋賀大教授が町家をネットワーク化した「古民家博物館」構想などを提言している。

 彦根景観フォーラムは、滋賀大や県立大の教授と学生、商店主、公務員らが中心となり、建物の実測調査や花しょうぶ通り商店街の活性化拠点「寺子屋力石」の運営支援などに取り組んでいる。

 「世界の城下町彦根をめざして」は、「町家を生かしたまちづくり」をテーマに昨年5月に開いた公開講座のうち、山崎理事長の講演分をまとめた。

 山崎理事長は、花しょうぶ通りなど市内の古民家が集中する8つのゾーンで建物の維持・管理が難しく空き家が増える現状に触れ、保存・活用の実践法を述べている。このうち、点在する古民家をネットワーク化して見学できる「古民家博物館」構想では、NPO(民間非営利団体)などコーディネーター役の重要性を指摘し、空き家を学生寮や高齢者向け施設、集会所として利用したり、ユビキタスと呼ばれる先端のIT(情報技術)による情報発信を提言している。

 また、世界文化遺産登録について、「城下町の基本構成をすべて保持する都市は日本ではもうない。代表的な城下町という普遍的な価値を十分に主張できる」と述べている。

 
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# by hikonekeikan | 2006-04-02 01:48 | お知らせ&NEWS

ひこね「街の駅」寺子屋力石 商人塾 講座4 「夢を形に」

ひこね「街の駅」寺子屋力石 商人塾 講座 開催

2月に実施しました講座3に続いて新たに講座4を計画しました。
つきましてはみなさまの多くの参加をお待ちしています。

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街の駅「寺子屋力石」商人塾 
講座4 「夢を形に」

【会 場】街の駅「寺子屋力石」
(彦根市河原2丁目3-6 花しょうぶ通り TEL:0749-27-2810)

【要 旨】  仕事や趣味は自分の夢を実現する機会でもあります。この夢に一歩一歩近づいているという実感が、日々の生活に張りと充実感を与えてくれます。
そこから新たなアイデアとそれに挑戦する勇気が湧き、前向きな姿勢で生活を送る源泉になります。
今回の講座は、私たちの仲間を講師に迎え、自分の夢、仕事や趣味への思い、そこから得られる充実感、将来の姿などを語ってもらい、それらをケースとして、夢と生活についてディスカッションを行います。

コーディネータ   山崎 一眞(NPO 彦根景観フォーラム理事長)

【第1回】平成18年4月 8日(土)10:30~12:00
■「私と湖東焼」
講 師:中川一志朗(NPO 彦根景観フォーラム理事 陶芸家)
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【第2回】平成18年4月15日(土)10:30~12:00
■「私と仕事」
講 師:竹内 洋行(街の駅実行委員会委員 自転車店経営)
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【第3回】平成18年4月22日(土)10:30~12:00
■「私と三方よし」
講 師:岩根 順子(NPO 彦根景観フォーラム理事 出版社経営)
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主 催:NPO法人彦根景観フォーラム
共 催:滋賀大学産業共同研究センター、地域連携センター

※参加費無料

※申込み先:滋賀大学産業共同研究センター  〒522-8522彦根市馬場1-1-1
E-MAIL:jrc@biwako.shiga-u.ac.jp/ TEL:0749-27-1141/ FAX:0749-27-1431まで。

(E-MAIL及びFAXによる申込みの場合、受付けた旨の連絡は行いませんが、定員に達した時はお断りの連絡をさせていただきます。)
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# by hikonekeikan | 2006-03-20 14:13

「駅長・副駅長・各塾講師の思いと利用者の意向を知ろう」

■ 講座1「街の駅の目指すもの」
【第2回】平成17年12月16日(金)10:30~12:00
「駅長・副駅長・各塾講師の思いと利用者の意向を知ろう」

◆街の駅  「寺子屋力石」商人塾 講座
 【会 場】 街の駅「寺子屋力石」
 (彦根市河原 花しょうぶ通り  
  TEL 0749-27-2810


(参加者)
山崎、力石、山口、岡、竹野、堀部、松島、畑中、目加田、重野、清水、柴山、神戸、徳田、辻川、中溝、小杉、竹内、他 計25名
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# by hikonekeikan | 2005-12-01 14:05

テーマ「街の駅の目指すもの」

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【第1回】平成17年12月9日(金)10:30~12:00
  「計画者・家主・商店街の思いを語る」
     講 師:寺子屋力石家主、花しょうぶ通り商店主、
         「街の駅」寺子屋事業実行委員会委員会

◆講座1 テーマ「街の駅の目指すもの」
12月3日:(土)(10:30~12:00) 花しょうぶ通り「街の駅」寺子屋力石

(参加者)
山崎、力石、山口、岡、竹野、堀部、松島、畑中、目加田
中溝、小杉、北村、和田、他 計18名

◇山崎先生より挨拶
 ・家主力石氏より力石の由来、歴史、経過説明いただく。
 ・花しょうぶ通り商店街の経過報告 和田、中溝が説明

 各参加者より質問対応
 ・商店街名を変更してお客の動向など
 ・山崎先生より、えびす堂の有効活用について

本題に入る
テーマ「街の駅の目指すもの」について山崎先生より
街の駅、寺子屋事業が出来るまでの経過をプロジェクトを使い説明
検討プロセス、環境条件、調査、将来社会の展望、力石の利用計画等
様々な角度から提案、提言。

受講の皆さんから、さまざまな経験をふまえ、
街の駅、商店街がめざしていくもの、本物をキーワードにして
人にまつわるものや、物、町にまつわるものを調査必要性を助言
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# by hikonekeikan | 2005-12-01 13:52

平成17年度 街の駅「寺子屋力石」商人塾 講座

平成17年度 街の駅「寺子屋力石」商人塾 講座の案内
標記の件について、下記の通り講座を開講します。
みなさまの参加をお待ちしています。

主催:NPO彦根景観フォーラム
共催:滋賀大学地域連携センター、産業共同研究センター
後援:彦根市、商工会議所、商店街連盟
協力:彦根観光ボランティア協会、花しょうぶ通り商店街振興組合

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-----------目 次-----------
1.講座1 「街の駅の目指すもの」
2.講座2 「町家利用と街の駅」
3.講座3 「街の駅存続のために」
4.参加申し込み
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■講座1 「街の駅の目指すもの」

12月9日:(金)(10:30~12:00)
・第1回 「計画者・家主・商店街の思いを語る」

12月16日:(金)(10:30~12:00)
・第2回 「駅長・副駅長・各塾講師の思いと利用者の意向を知ろう」

12月24日:(土)(10:30~12:00)
・第3回 「街の駅の青写真を描こう」

【第1回】平成17年12月10日(土)10:30~12:00
   「歴史を生かす 佐和山城不思議物語」   
     講 師:田附 清子 (佐和山城址研究会代表)
【第2回】平成17年12月17日(土)10:30~12:00
   「ぷらっと彦根」 まち歩き教室
     講 師:山崎 一眞(滋賀大学産業共同研究センター教授・NPO彦根景観フォーラム理事長)
【第3回】平成17年12月23日(金)10:30~12:00
   「店づくり」と「まち育て」
     講 師:安達 昇 (彦根商工会議所経営指導員 NPO彦根景観フォーラム理事)


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■講座2 「町家利用と街の駅」
【第1回】平成18年1月6日(金)14:00~15:30
   「町家とは何か、町家を生かす意義」
    講 師:濱崎一志(NPO法人彦根景観フォーラム理事、滋賀県立大学教授)
【第2回】平成18年1月13日(金)14:00~15:30
   「町家を快適な空間にする技法」
    講 師:岡野 睦(NPO法人彦根景観フォーラム事務局長)
【第3回】平成18年1月19日(木)14:00~15:30
   「町家の新たな使い方」
    講 師:笠原 啓史(NPO法人彦根景観フォーラム会員)
【第4回】平成18年1月20日(金)14:00~15:30
   「町家利用と街の駅」
    講 師:山崎 一眞(NPO法人彦根景観フォーラム理事長)
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■講座3 「街の駅の永続のために」

【第1回】平成18年2月11日(土)10:30~12:00
   「経営からの提言」
    講 師:山口勝美(NPO法人彦根景観フォーラム)
        松蔦淳展(NPO法人彦根景観フォーラム)
【第2回】平成18年2月18日(土)10:30~12:00
   「行政からの提言」
    講 師:堀部栄次(NPO法人彦根景観フォーラム、滋賀県職員)
        桑野正則(NPO津人彦根景観フォーラム、彦根市職員)
【第3回】平成18年2月25日(土)10:30~12:00
   「商店街活性化は店づくりから」  
    講 師:山崎 一眞(滋賀大学産業共同研究センター教授
                 NPO彦根景観フォーラム理事長)
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# by hikonekeikan | 2005-12-01 13:45

ぶらっと彦根 2005年11月5日(土)

-朝鮮通信使の足跡をたどる-

特定非営利活動法人彦根景観フォーラムは、美しい自然環境と歴史的遺産を持つ彦根の景観を、住民とともに考え、活かし、守り育て、慈しみ、未来に向け働きかけるとともに、住みやすくて楽しく、そして私たちが誇りを持てる街にするため、様々な事業や街つくりの提案・提言のみならず、自らこれらを実行しています。このたびの彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」は、この彦根の景観を世界遺産登録に向けた、私たち彦根市民の取り組みのステップの一つと考え、実施しました。
彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」


第1部 講演会「朝鮮通信使の足跡をたどる」
  10:00~12:00(受付9:00~) 会場:宗安寺(彦根市本町2丁目) 無料
 ▽講演1 「朝鮮通信使と宗安寺・彦根」  宗安寺住職 竹内眞道氏
 ▽講演2 「朝鮮通信使と朝鮮人街道」  高月町教育委員会学芸員 佐々木悦也氏
 ▽講演3 「北東アジア城郭都市研究」  滋賀県立大学教授 土屋敦夫氏
                           韓国京畿大学教授 金 東旭氏


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■朝鮮通信使の足跡を辿る「ルートマップ」


第2部 まち歩き
  13:00~15:30(受付12:30~) 出発:宗安寺 300円(資料・保険代)
 ▽通信使の宿泊所「宗安寺」を出発、他の宿泊所や朝鮮人街道界隈を見学します。
実証実験 携帯電話を利用した「ユビキタス観光システム」実験
  10:00~15:30 会場:彦根城下・花しょうぶ通り街の駅「寺子屋力石」 無料
 ▽QRコード(2次元バーコード)をカメラ付き携帯電話で読み込むと、その場にふさわしい観光・名所旧跡情報が画面に表示され、学習しながら観光ができる「学習型観光システム」を、滋賀大学などと共同で開発しています。11月5日には、ICタグを使った実証実験も行います。

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■「朝鮮通信使の足跡を辿る」を終えて
 文化の中から景観は生まれ、各時代の景観の堆積が多彩で多様な都市景観をもたらしている。この都市景観を守り育てるためには、各時代の歴史の掘り起こしに加えて、市民がそれを楽しみ慈しみ、未来に向けて働きかけていくことが大切である。
今回の催しは、一昨年9月に開かれた「日仏景観会議」の成果をふまえ、永続的な市民のための市民の事業として企画されたもので、今年で2回目となる。このたびの彦根・旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」は、彦根で開催の「北東アジア城郭都市研究協議会」(彦根市・滋賀大学・滋賀県立大学及び韓国水原市・京畿大学などをメンバーとする研究グループ)のため、韓国メンバーが来彦されるのを機会に企画したものであり、日韓交流はもとより、朝鮮通信使で大きな役割を果たした彦根の当時の様子を探ると、同時にこの彦根の景観を世界遺産登録に向けた、私たち彦根市民の取り組みのステップの一つと考え、市民と共に一つのテーマを持ち、彦根の街を探索し、彦根の街の再発見をしていただく事となった。
当日は、本町二丁目「宗安寺」で旅のテーマ「朝鮮通信使の足跡を辿る」と題して、“朝鮮通信使と宗安寺・彦根”について宗安寺住職の竹内真道さんの講演で始まり、“朝鮮通信使と朝鮮人街道”について高月町教育委員会学芸員の佐々木悦也さんの講演をしていただき、その後”北東アジア城郭研究”について韓国京畿大学の金東旭さんおよび滋賀県立大学の土屋敦夫さんから講演を頂きました。前2者の講演では“朝鮮人街道・彦根・宗安寺などの歴史的意義・役割”、また後2者の講演では“世界遺産に登録されている、韓国「華城(ファソン)」と彦根に関わる”お話しなどをされ、多くの感動を与えていただきました。
そして、出席者は宗安寺をあとにしテーマに沿った旅「ぶらっと彦根」の彦根の町の探索を行った。ここでも、ポイント講演や日頃見ることの出来ない街家や足軽屋敷跡見学などの他、10月16日開駅したばかりの街の駅「寺子屋力石」見学も用意されており、新たな感動をしていただいたことと思っている。なお、当日の参加者は延べ135名、ボランティア約8名のご協力を得ることができた。
なお、今回は「彦根ユビキタス産業協議会」による携帯電話を利用したユビキタス観光システムの実証実験も同時に行われ、従来の文字と写真による観光情報へと、音声と動画による観光情報へと発展させた試みの取り組むこととなった。経済学部谷口教授の研究室による“ユビキタス”の実験も数ポイントで実施され好評を博していた。
 最後に、今回の開催にあったては、NPO彦根景観フォーラム・彦根ユビキタス産業協議会が中心となり北東アジア城郭都市研究協議会の協力を得て大学・市役所・彦根商工会議所などが連携しながら、実現することとなった。
講演の竹内師
講演の佐々木氏
講演の金氏
講演の土屋氏
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# by hikonekeikan | 2005-11-05 19:57 | ぷらっと彦根

町家の魅力と町家活用講座

町家活用講座と町家を活かしたまちづくり
彦根の町家を楽しむ、学ぶ、活かす

彦根景観フォーラムでは、失われつつある「町家」を、現代に活用して存続させる方法や事例を市民と一緒に学ぶ「町家活用連続講座」を実際の町家で開催しました。本特集では、町家の魅力と町家活用講座の内容をお伝えします。

第一回 「町家とは、町家を生かす意義」

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●力石邸 彦根市河原町2-3-6(花しょうぶ通り)
力石氏は江戸初期に伊予(愛媛)から彦根藩に来て寺子屋を開いたと伝わる。この建物は、中二階、虫籠窓など江戸期の特色をもち、寺子屋を意識させる間取りが残っている。


●滋賀県立大学 濱崎 一志 教授
濱崎研究室では、杉山邸、吉田邸、田内邸などの実測調査を行い、彦根の町家の構造と特徴を明らかにしている。
 いわゆる重要文化財級ではない民家を残すには、住む人の生活に合わせた改造が必要であり、そのためにも、きちんと実測・記録し歴史的価値を評価して、老朽部分を改修する。古民家とその環境を考えて用途を選ぶことも大切で、鳥居本では、高齢者ディケアセンターに活用している。



第二回 「町家の新しい住まい方」

d0087325_22153492.jpg●芹組中居邸(善利組足軽屋敷)彦根市芹橋2-2-32
切妻作り桟瓦葺で、規模が小さくても武家屋敷の体裁をとった構成である。前面に木戸の門構えと目板瓦葺の塀をかまえ、主家の入口が直接道路に接することがない。この結果、道の両側に木戸門と目板瓦葺の塀、主屋の壁面が連続し、防衛を重視した固有の景観が形成された。


●日本女子大学 小谷部 育子 教授
東京世田谷の松蔭コモンズは,築150年の大きな木造家屋で、5年の期限で小谷部教授らのNPOが借上げ、月4、5万円で7人に賃貸している。風呂やトイレは共用、買い物や掃除は当番制、食事は各自がまかなう。
この取り組みは、壊したくはないが管理できないという家主の思いと借り手の間にNPOが介在し、古い建物を守り活用できた好事例である。彦根でも、町家を壊すのではなく、NPOが家主と住みたい借手を結び地域の人々との関係も結ぶことで、古民家を存続できるのではないか。


第三回 「町家の魅力ある使い方」

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●芹組太田邸(善利組足軽屋敷)彦根市芹橋2-4-56
幕末の建築と見られる。接客間である「ざしき」が最も大きく、日常の入口の他に客人用の「げんかん」として2畳間があり、客人はこの間を通ってざしきに入る。2畳間には床棚が作られ、武家らしい形式を残している。


●滋賀大学産業共同研究センター 岡野 睦 客員研究員
町家をお荷物と感じる原因は、古さより、住みにくさ、不便さである。町家の「暗い」を解決するには、天窓や中庭を設ける方法がある。「汚い」には、キッチン、風呂、便所などを抜本的に改修する。また、「寒い」には、屋根、床に断熱材を使用する。
丸太を見せた勾配天井の美しい洋間に改装したり、蔵を、茶室、書斎、音楽室に改装して楽しむ事例もある。
町家は現在の消防体制からみると十分な防火性能がある。また、軸組み構造を壊さないように改修すれば十分な耐震性を持つことができる。


第四回 「町家の再生」

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●旧廣田邸 彦根市城町1-7-14(下魚屋町)
 旧町名の「下魚屋町」、「上魚屋町」の中でも群を抜いた大きな屋敷で、廣田氏は豪商で文化人であったとされる。
昭和52年に彦根市の文化財に指定された。奥に長い敷地に平入りの主屋、庭園、茶室があり、主屋は、2間づつ3段の間取りである。


●建築家 計画工房 戸所 岩雄
 七曲りで町家を改装して住みたいという若い夫婦は、彦根のおばあさんの文化が素敵だという。戸所氏は、町家を再生するほうが、費用対効果でも新築に勝るという。
戸所氏の再生した多くの町家をみると、とてもクリエイティブで、モダンで、ユニバーサルデザインに通じるものを強く感じる。古いものの中にある魅力を引き出し、より美しく、かつ個性的な「住まい」に仕上がっている。


第五回 「町家を生かしたまちづくり」

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●城一会館 彦根市城町1-2
戸所氏が再生した町家のひとつ。城町の自治会館として使われている。中庭を設けて明るい室内を実現した。独特の落ち着いた雰囲気と整然とした美しさをもつ。古い建物の魅力と現代的な合理性、使いやすさが見事に調和している。


●滋賀大学 山崎 一眞 教授 
彦根の古民家は、花しょうぶ、七曲り、芹橋、魚屋町、本町・寺町、立花町、船町、水主町に点在し、人口減少、高齢化で、空き家が増え、維持できなくなっている。
すばらしい古民家を保存し、利用・活用することを通じて「彦根らしいまちづくり」を実践したい。まず、市民が、①楽しみながらまちを知り、②学びを通じてまちの魅力を再発見し、③情報を集めて知恵を出す取り組みが大切である。そして、④市民参加で古民家データを最新化し、情報バンクをつくる。⑤大学等を活用し、古民家を実測する。⑥古民家の利・活用の相談を行う。⑦ブロック塀を板でおおうなど地域固有の景観を整える。⑧地域ごとに町家の活用タイプを想定し、拠点となるまち博物館を作る。⑨まち博物館をつないで、ネットワークによる彦根城下町博物館とする。町家を住宅あるいは他の施設に活用し(賃貸住宅、学生寮、福祉ホーム、デイサービス、集会所等)、公開してもよいという町家、足軽屋敷の所有者がネットワークを組んで限定公開する。見学希望者に対し見学ルートを設ける。⑩NPOが調整役として支え、つなぐ。地域にまちづくり懇談会をつくり、住み手と貸し手、地域住民、見学者を調整し、よりよいまちづくりを支援する。⑪行政に提案し協働する。既存の良い建物を守り、悪い景観を直す。新しく良い景観を創り、悪いものを防ぐ。景観法などを活用し、保存と活用と創造のメリハリをつけることで、「近世城下町の完成形」である彦根を、「世界遺産」にふさわしい都市にすることができる。
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# by hikonekeikan | 2005-09-01 20:07 | 公開講座

みんな集まれ「星空映画祭」

平成17年度 星空映画祭
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平成18年度 星空映画祭 彦根市本町一丁目の映画館旧『彦劇』跡地駐車場で、本年で第2回目の『星空映画祭』が屋外上映されました。昨年の反省をふまえ多くのボランティアの努力と経費節減のための映写機材や工事現場用のシートによるスクリーン・屋台村など新しい企画で計画されました。
 当日は当初の予想に反して絶好の好天、会場には二百席の椅子が準備されたが、たちまち満席となり、近くの小学校から長椅子まで借り出しても間に合わず、立ち見のお客さんで道路まで溢れる超満員の盛況となった。なお、新聞発表では650余名とされている。
 上映された映画は、地元が撮影舞台となった、吉永小百合・浜田光男主演の『青い山脈』。40年前の旧彦根西中学校を中心とする、周辺の町並みが鮮やかに描き出されているもので、中には当時エキストラで出演された

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# by hikonekeikan | 2005-08-31 23:49 | 星空映画祭

彦根景観シンポジウム 世界遺産登録をむけて


懐かしい彦根の街並み

彦根景観フォーラムでは、平成17年6月5日(土)彦根市京町の夏川記念館で、彦根景観シンポジウム「世界遺産登録に向けて」を開催、約100名のかたにご参加いただきました。京都女子大学の母利 美和さんにお話をうかがいました。
この後、午後ミニ町歩きを行い、ワークショップが行われました。

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講演の母利先生

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ワークショップ

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熱心にメモを取る参加者

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日本に2つといわれる武家式茶室

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ミニ町歩き


彦根の城下町の成り立ち
景観を考えるときに、江戸時代を中心にしますけれども、実は景観というのは、それ以後も整備されていくということです。だから明治、大正期だから残す必要がないのか、昭和の建物だから残す必要がないのかという問題があるます。景観に溶け込みながら、新たな明治、大正期の建物がつくられている。それも非常に大きな景観の歴史的な要素になっているということを忘れてはならないのではない。


ミニ町歩き
夏川記念館(建築家 安藤忠雄さんの設計)を出発し、彦根藩が城下町を制定した1634年に、浅井郡の速水から移転したといわれている西覚寺を訪ね、次ぎに、旧家老屋敷庭園の茶室を持つ天理教の彦根分教会を訪問しました。ここでは、5分程度のお話をおうかがいしました。資料にありますように、家老脇家の下屋敷が、造成され、その庭園は、もともと彦根東高校のあたりにお屋敷があるんですけれども、その下屋敷を移転したといわれています。この茶室は、日本で2つしかない内の1つの武家式茶室といわれています。
このあと旧布市宅(彦根の流通の要衝であったというお宅)をおたずねしました。名字帯刀を許された、何人かの一人だと言われています。そして、花しょうぶ通りの寺子屋力石という町屋を訪ねました。もともと伊予の出身らしいのですが、彦根藩から誘いにより、ここで寺子屋をしていたといます。2代ぐらいは寺子屋をしていたのですが、その後は建具だとか指物の業務をしていたということです。
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# by hikonekeikan | 2005-06-05 01:37 | フォーラム

街の駅「寺子屋力石」 あなたならどうする?

街の駅「寺子屋力石」 オープン

NPO彦根景観フォーラムでは、さる5月21日、河原町にある町屋「寺子屋力石」の公開実測を実施しました。
「力石」は花しょうぶ通りの中央に位置し、江戸時代は寺子屋として活用されていた歴史ある建物です。一時、駄菓子屋、レコード店として利用されていましたが、現在は活用されず、持主も住んでおられません。
 私たちNPOでは、実測をもとに、この建物を活かしながら再生させるため、地域住民・商工会議所・大学・学生と実行委員会を組織し、再生法を模索しています。「街の駅」構想もその一つで、将来的には各町にという思いもあります。しかし、ありきたりのことでは永続的な運営はできません。皆さんの様々な角度からのアイデアを募集しています。

d0087325_22354359.gifNPO彦根景観フォーラムでは、5月に公開実測を実施したのち、「街の駅」実行委員会を組織し、この建物の再生法を模索してきましたが、このたび10月中旬にオープンする運びとなりました。当面、商店街の活性化塾・子供塾・地域住民塾(サークル等)の場を中核として、ギャラリー・地域住民の憩いの場・観光客の中継スポット・河原町何でも資料館としてのプログラムを準備しています。最大の悩みは、ボランティアの確保です。資料の提供・発掘や後世に伝えたい技や文化を伝えたい方、河原町小咄などの話題のご披露お願いできる方、そして「街の駅」の世話方を募集しています。是非、皆さんのご協力をお願いします。

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街の駅「寺子屋力石」 オープン

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改装工事風景

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にぎわいの力石

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オープン前の力石

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オープンテープカット
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# by hikonekeikan | 2005-05-21 22:37 | 公開講座