NPO法人 彦根景観フォーラム

第25回足軽辻番所サロン 芹橋生活 11/20

         足軽辻番所サロン 芹橋生活

 彦根辻番所の会は、足軽善利組の本拠地であったここ芹橋地区で、いろいろな語り手から、歴史を聞き、文化を体験し、生活の移り変わりを語り合う場を、足軽辻番所サロン「芹橋生活」として開設しています。
  参加料 資料代100円
  定員30名 駐車場はありません。駐輪場のみ
  芹橋2丁目足軽屋敷 太田邸

第25回 11月20日(日)10:00~11:30 

  江戸時代、彦根の女性の旅 
     ―自芳尼「西国順拝名所記」から―


  青柳 周一 さん(滋賀大学経済学部附属史料館教授) 

 安政元年(1854)、彦根に住む「自芳尼」という女性が、72日間に及ぶ旅に出た。彼女は、善利橋四丁目の彦根藩足軽・柴田惣次の妻であった。この旅の中で、自芳尼は西国三十三所の札所巡りを中心に、伊勢神宮や、高野山ほか紀州の名所、そして四国の金毘羅にも足を伸ばしている。自芳尼の旅日記である「西国順拝名所記」(滋賀大学経済学部附属史料館蔵)を用いて、江戸時代の女性の旅について読み解いてみよう。

主催 : 彦根辻番所の会、NPO法人彦根景観フォーラム
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# by hikonekeikan | 2011-11-17 01:21 | 辻番所・足軽屋敷

それぞれの彦根物語86 ~寺子屋力石家・罹災史料の保存に向けて~

 焼失した寺子屋「力石家」史料から、
          彦根藩の寺子屋の実態をさぐる

     『それぞれの彦根物語』11月号


◆NPO法人彦根景観フォーラムでは、ひこね街の駅「寺子屋力石」で、
  毎月第2土曜日の午前中に、《談話室》を開いています。
◆「それぞれの彦根物語」を話の種に、みんなで語り合い、彦根での楽し
  みごとを共有し、より充実した生活につなげようという企画です。
◆どなたでも、自由に参加できます。一緒に彦根の物語を楽しみましょう。
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【会場】ひこね街の駅「寺子屋力石」(彦根市河原2丁目3‐6花しょうぶ通り)

【彦根物語86】 平成23年11月12日(土)10:30~12:00

罹災史料の保存に向けて
   ~寺子屋力石(ちからいし)家伝来史料~
 

          堀井 靖枝
        (滋賀大学経済学部附属史料館)


 今年1月2日の夕刻、彦根市河原町花しょうぶ通商店街で江戸時代から現存する稀少な寺子屋建築が焼失しました。 この寺子屋力石で罹災した力石家史料について、その概要と今後の保存に向けてのお話しをいたします。
 江戸時代後期、力石家八代目弥左衛門(1716~1788)は現在の河原町に隠居・分家し、寺子屋としての歴史がはじまりました。 罹災史料は主として寺子屋時代の教科書類や、明治以降に営まれていた表具商に関係する夥しい数の日本画の習作・下絵類でしたが、それらとともに、昨年夏にご当主が発見された未調査の「手跡指南職」株仲間の史料がありました。

 1796年、彦根藩主井伊直中は城下町民の教育向上を図り、12名の寺子屋師匠に「手跡指南職」を命じ株仲間組織としました。力石家は終始この職にあり最後の総代を勤め、年番で持ち回りする大切な株仲間史料が同家に残されたものと思われます。

 江戸時代の彦根城下での寺子屋の実体を撮影史料を交えて紹介し、あわせて罹災史料の救出から保存までの写真により保存修復について皆さんのご理解をいただけたら幸いです。
                                                (堀井 靖枝)

コーディネータ: 山崎 一眞 (NPO法人彦根景観フォーラム理事長)

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火災後に再興にむけて動き出す寺子屋力石。中央は再興応援ソング「前へ前へ」を歌うcifaさん(2011年2月)
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# by hikonekeikan | 2011-11-09 00:25 | 談話室「それぞれの彦根物語」

多賀里の駅一圓屋敷 「古(いにしえ)の道具展」フォトレポート

「いにしえの道具展」 フォトレポート

       「寿ぎの道具達」を楽しむ


 多賀町一円にある築百五十年の古民家・多賀里の駅一圓屋敷で、今日10月29日(土)から始まった「古(いにしえ)の道具展」「寿ぎの道具達」の様子をフォトでレポートします。

 この展示会は、30日(日)、11月3日(祝・木)10:00~16:00まで、入場無料です。
 30日は特別企画として、エコーメモリアル・チェンバーオーケストラによるアコースティックコンサートが13:30分から開催されます。また、「和・カフェ」が3日間開催されており、そばランチ(多賀そばを使用)、和スイーツが食べられます。

1,一円屋敷の外観 築百五十年の大きくて立派な古民家です。池泉回遊式の庭園もあり、式台玄関を備えた名家です。

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2,玄関から座敷の間を見たところです。
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3,手前に見えるのは「嫁入り籠」。一圓家第10代一圓木太夫(いちえんもくだゆう)のもとに、醒ヶ井の江龍清雄の二女が嫁入りしたとき(明治20年頃)に使用したものと伝わっています。派手な装飾はありませんが引き戸と天井が押し上げられる構造で、籠としては豪華なものといえます。
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4,婚礼に使われた道具として、まず袱紗(ふくさ)が展示されています。袱紗は贈り物のうえに架けられて、送り主の気持ちを表すもので、豪華なものが作られました。
これは銀糸で作られた亀の絵柄で、長寿を願う気持ちを表しています
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5,座敷の正面に飾られたのは金屏風で、江戸時代の京都で活躍した土佐派の絵に、一圓屋敷に多くの絵を残した内海吉堂(うつみきつどう)が補筆した「秋草鶉(うずら)絵屏風」です。
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6,次の間には、桐の嫁入り箪笥が、運ばれた当時の姿を再現して展示されています。
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7,寿ぎの道具としては、婚礼などの祝いの場に使われた食器類や結納などの目録が展示されました。
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明治9年に購入された輪島塗の本膳、二番膳、お櫃(ひつ)や湯桶、お菓子を飾る高杯、さらには重箱や酒をいれた容器など、黒に金の装飾が美しい漆器でとても百二十年近く経つ道具とは思えない輝きを放っています。
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8,そしてひな人形です。男雛の方は公家の衣装を着けているのが普通ですが、武家の服装を
しており、珍しいものです。
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9,2階には、多賀里の駅で毎月第一土曜日に開催している集いの案内チラシに絵を描いている江竜美子さんの原画を屏風に作成したもの、多賀クラブ会員で里の駅で野鳥の森植物観察会のガイドをしておられる中川信子さんの写した植物や自然の写真を、和紙に打ち出し、屏風に貼り付けたものが展示されています。

江竜美子さんの作品
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中川信子さんの作品
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10,お昼にいただいた「蕎麦ランチ」1,000円です。この蕎麦は多賀で生産される「多賀そば」を手打ちした「こし」のある麺で、そばつゆとの相性もよく、とても美味しいものでした。
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 でも、それ以上に美味しくて感動したのは、手作りの「いもきんとん」のようなお菓子でした。その味は、さつまいもの味とユズの味とほのかな甘さが次々に口に広がって美味しくて不思議な絶品でした。是非味わってみてください。
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 和スイーツもいただきました。シフォンケーキと抹茶の組み合わせでしたが意外に合う味わいでした。そして一圓屋敷に伝わるこの抹茶茶碗も大変美しかった。
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29日(土)は、多賀在住の宮戸有子さんによるオカリナ・コンサートがありました。
明日は、エコーメモリアル・チェンバーオーケストラによるアコースティックコンサートが13:30分から開催されます。夕方から、そのリハーサルが行われました。
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是非、もう一度いってみたいと思います。  堀部
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# by hikonekeikan | 2011-10-30 00:27 | 多賀里の駅・一圓屋敷

多賀里の駅・一圓屋敷「いにしえの道具展」

いにしえの道具展

2011年10月29日(土)・30日(日)・11/3(祝・木)

多賀里の駅 一圓屋敷

 多賀町一円にある多賀里の駅・一圓屋敷では、昨年の秋に、所蔵する屏風を公開し屏風展を開催しました。

今年は「いにしえの道具展」を開催します。第10代一圓杢太夫(もくだゆう)のもとに、江竜清雄の二女が嫁入りするときに使われたとされる「嫁入り駕籠」や「寿ぎの道具たち」を中心に展示します。

里の駅で、ゆっくり日本の古き文化に触れてみてください。

開館時間: 10時〜16時 (入場:無料)

併催行事など
●10月30日(日)13:30〜 エコーメモリアル・チェンバーオーケストラ コンサート
●10月29日(土)13:30〜 宮戸 有子 オカリナ コンサート

●和カフェ  3日間(11:30~15:30)
●多賀産採れたて野菜の販売(10:00~16:00)

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# by hikonekeikan | 2011-10-20 22:30 | 多賀里の駅・一圓屋敷

《談話室》それぞれの彦根物語2011.9.3

【彦根物語84】
 「聖なる石に出会う旅」


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須田 郡司
(写真家・石の語りべ)


 日本や世界各地には古くから伝承や伝説を持つ石、景勝地としての奇岩怪石、アニミズムを感じさせる様々な石の世界があります。私は、人と関わる石・巨石をテーマに10数年間、撮影・取材をする旅を続けています。古くから日本には磐座(いわくら)と呼ばれる、神の依り代となる聖なる石、また石神、岩神などと石や岩そのものを信仰されるものがあります。磐座の定義は難しいので、私はこれらを合わせて「聖なる石」と捉えています。
 夏至の日、千葉県市川市から滋賀県彦根市に転居しました。もともと関西地方に住みたいと思っていたのですが、妻の母親が彦根市の稲枝出身ということもあり、ご縁があって彦根市に住むことになりました。
私が初めて彦根を訪ねたのは、約20年前の1991年5月28日です。その時、彦根港から船で琵琶湖に浮かぶ岩の島、多景島に上陸したのですが、その時、高さ10mもの題目岩が印象的でした。想えば、その時のご縁から今、彦根にいるのかも知れません。
 石・巨石の魅力は、地域にあって過去と未来をつなぐ、歴史や信仰、祭りがあることや、自然そのもの造形美などが人々に感動を与えることだと思います。
 私はこれから琵琶湖周辺の石・巨石を巡りながら、各地で「石の語りべ」活動を展開する『琵琶湖キャラバン』なるものを展開したいと考えております。
 「寺子屋力石」の石つながりで、「石の写真展」をさせて頂きありがとうございました。

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       多景島


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       多景島の題目岩


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       腹痛石


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       メンナントール イギリス


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       烏帽子岩


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       日吉大社の金大巌


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       地蔵岩 三重


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       イースター島の石笛を吹く須田さん



【キーワード】
聖なる石
磐座(いわくら)
石神
岩神
石の信仰
多景島
腹痛石
石の語りべ
琵琶湖キャラバン
寺子屋力石
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# by hikonekeikan | 2011-09-21 17:18 | 談話室「それぞれの彦根物語」

私の好きなまちなかスポット1

壁画のあるガソリンスタンド

 私の家から広い表通りに出ると、青木繁「海の幸」の壁画のあるガソリンスタンドがあります。子供の頃からの風景です。

 この絵が夭折した明治の洋画家の作品と知ったのは10代の頃。20代からは車に乗るようになったので、2週間に一度、給油の間にこの絵を眺めることとなり、かれこれ40年以上も見ていることに最近気がつきました。
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 6月のある日、初めて原画を見る機会がありました。それは抱えられるほどの小さな絵で、そのことにとてもびっくりしました。そして、1人こちらを向いている少年だと思っていた彼は、白い顔の、大きな瞳の少女でした。

 今日はその報告のために、ガソリンスタンドで給油をしました。いつもと変わらぬ横目の「彼」の下で。 
                             (江竜美子 彦根景観フォーラム会員) 

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# by hikonekeikan | 2011-09-14 21:15 | 私のすきな街中スポット

彦根景観フォーラムからのお知らせ

彦根景観フォーラム 8月の行事のお知らせ

1,多賀「里の駅」《野菜市&集い》 8月号   
   【日 時】8月6日(土) 9:00~12:00
   【会 場】多賀「里の駅」(多賀町一円149番地)
      アクセス詳細はこちらから:
         http://www.taga-station.com/access/index.htm
   【野菜市】9:00~12:00  地元農家の採りたて野菜の販売
   【集い34 】10:30~12:00
    お話 「近江の妖怪」羽原仁志さん(妖怪研究家)
       暑い夏に涼しくなる妖怪の話です。
       近江の妖怪の研究をされている羽原さんにいろいろな妖怪の話をして
       いただきます。身近な妖怪との出会いが楽しみです。
    試食会 「妖怪に遭遇したとき食べるあんころ餅」参加料500円

2,寺子屋力石談話室「それぞれの彦根物語」、足軽辻番所サロン「芹橋生活」は、8月は夏休みです。
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# by hikonekeikan | 2011-07-31 23:14 | お知らせ&NEWS

それぞれの彦根物語82 「感動の軌跡」 中村一雄さん

感動の軌跡
―未来に残したい琵琶湖と彦根の情景-


中村一雄さん(写真家、彦根写真連盟会長)

           2011年6月25日(土)10:30-12:00  ひこね街の駅「寺子屋力石」

d0087325_23152096.jpgゆるぎない構成力 
 遙かかなたの暗い雲間に、いま、まさに夕陽が落ちようとして、オレンジ色の最後の光線を送ってくる。一日の終わりを知った一羽のシラサギが、両足と首を前に傾け手前の枝先にとまろうとしている。最後の浮力を得るために大きく弓なりに拡げた白いつばさ、その一枚一枚の羽をオレンジ色の光が透過して、緻密な重なりが浮かびあがってくる。

 中村一雄写真集「感動の軌跡」に掲載された「羽ばたく」と名づけられた作品だ。夕陽の逆光と周囲の暗さのなかで羽ばたく鳥を撮ることは難しい。中村さんの技量の高さがよくわかる。

 写真にはこれが正解というものがない。感じ方は人それぞれだ。私が中村さんの写真から感じるのは、厳密な構成力と渋い色調だ。鮮やかな桜や蓮の花さえ、どこかに渋い色味を隠している。そして古典クラシック音楽のように、主景と背景、添景がこれ以外にないというはりつめた緊張感で組み立てられていて、揺らぎがまったくない。
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写真集「感動の軌跡」 
 中村一雄さんは、彦根生まれ彦根育ち。カメラとの出会いは、昭和22年旧制中学時代で、63年のキャリアを誇る。日光写真に物足りなくなった中村少年だったが、当時はカメラは高級品だった。ある日、通学途中のカメラ屋の店先にドイツ製の蛇腹の中古カメラを発見する。さんざん迷った末に父親に相談すると、驚きしばらく考えてから了解してくれた。250円だった。それ以降、社長や医者に混じって学生服の中村さんが撮影会に参加し、コンテストに次々と入賞。大阪、京都に通勤しながらの活動であったが、市美術展、県展に入賞、昭和42年には日本フォトコンテストなどに応募し、年度賞を受賞した。ここで中村さんはプロにはならず、仕事を続けた。そして定年5年前から再び写真に熱中しだし、定年後は写真に専念した。
 その集大成として平成14年、70才で写真集「感動の軌跡」を出版した。
 
 談話室では、「感動の軌跡」から約100枚の写真を紹介された。
 主体はびわ湖の野鳥、それもシラサギだ。「群舞」と名づけられた写真は、河口部に群れ飛ぶ鳥を「流し撮り」で背景をぶれさせ、さらに一羽一羽の羽ばたきの軌跡をも写し込んだ驚異の作品だ。その他にも中村さんが全国各地で撮影した美しい風景写真が次々とスクリーンに映され、100枚があっという間のように感じられた。
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ふるさと彦根への提案
 中村さんは100名を超える会員をもつ彦根写真連盟の会長であり、撮影会で全国の美しい風景を見てきた。また写真教室の講師として多くの人を指導し、写真展の審査委員としても沢山の作品をみている。その経験に照らしても「びわ湖ほど美しく、自然と人の営みがそろった所はない。びわ湖の朝焼け、夕焼けとその中での鳥たちの営みに魅せられ感動して10年以上写真を撮り続けてきた」という。

d0087325_23341970.jpg ところが、彦根のまちは撮りにくい、写真的な面白味に欠けるという。彦根城は立派だが、撮影する場合は視点が限られる。木や建物、電柱が邪魔したり、背景が美しくない場合が多い。さらに、写真撮影の要点は、主役+脇役+背景をそろえるということだという。
 この観点から中村さんはいくつかの提言を市にしてきた。例えば、旧市民病院跡の駐車場に展望台をもつ美術館をつくり彦根城と城下町を高い角度から見られるポイントにする、住友セメント工場跡地に花木を植えて花見山にして写真家達を誘致することで観光の促進を図る、彦根城の堀に蓮や花しょうぶを植えて屋台舟で巡れるようにしたり彦根城に上れない高齢者のために人力籠を導入したりして新しい脇役をつくるなどだ。

 参加者からも、彦根城やその周囲の写真が木や電柱などで撮れなくなったという声が上がった。文化財を保護するだけではなく、観る人の視点も考えた幅広い観点がまちづくりには必要だ。


仮説を持って写真を撮る
 最後に、中村写真の神髄と私が考えるキーワードを紹介しよう。それは、「仮説をもって写真を撮る」という言葉だ。中村さんは、この一瞬のために膨大な時間をかけて現場に通い詰める。鳥の行動を予測し、ここにきたらこの光でこの一瞬を撮ると頭の中で思い描く。そうして待っていると、不思議にも予想通りに鳥が行動してくれるという。

 後日、別の要件で中村さんを訪ねたとき、キャプションのことが話題になった。私が、写真のテーマを表現するキャプションはできあがった写真をみて考えるのですかと聞くと、中村さんは、「そういう時もありますが、いい写真は先にキャプションが浮かんできて、それに合うように写真を撮るのです。」と答えられた。意外な答えだったが、同時にこれが中村さんの写真術であり、生み出される作品の美しさの本質だと納得した。        (文責:堀部栄次)

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# by hikonekeikan | 2011-07-16 22:48 | 談話室「それぞれの彦根物語」

《談話室》それぞれの彦根物語2011.6.25

【彦根物語82】
 「感動の軌跡―未来に残したい琵琶湖と彦根の情景―」



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中村 一雄
(アマチュア写真家、彦根写真連盟会長、彦根文化連盟会長、滋賀県写真家協会副会長、滋賀県写真連盟副会長)


 日本一の湖、琵琶湖に接する水と緑と歴史の町、彦根に生まれ育ち、写真を撮り続けて63年。四季を通じての琵琶湖の美しさに魅せられ、そこに生息する野鳥達の姿に興味をもち、長年琵琶湖に通い続け、数知れない多くの感動の光景をカメラに収めて来ました。平成13年には70歳を迎えると共に、その年に彦根市文化功績者として表彰の栄に浴しましたので、これを機に写真人生の一つの区切りとして写真集の作成に取りかかり、平成14年に中村一雄写真集「感動の軌跡」を出版致しました。この写真集は、琵琶湖(特に湖北)とその周辺の写真でまとめた第1部「湖風」(うみかぜ)と、私が国内を旅して撮った写真を四季に分けて編集した第2部「四季のふれあい」の2部門で構成しております。
談話室では、これらの写真の中から約100点を抜粋し、その時の状況や撮影の思いを交えて話をしました。そして、彦根写真連盟の撮影会活動などを通じて全国各地の美しい情景を見てきた経験から、彦根城やお堀だけでなくその周囲の景観や風物もきちんと整えて本当の魅力をより向上させ、全国の写真家たちがファインダーをのぞいて感動する情景を創造し、季節ごとに何度も撮影に訪れたくなる「フォトまちづくり」を提案させていただきました。

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写真の紹介

【キーワード】
琵琶湖
写真人生
写真集
湖風
四季のふれあい
彦根写真連盟
フォトまちづくり
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# by hikonekeikan | 2011-07-11 11:24 | 談話室「それぞれの彦根物語」

彦根景観フォーラムからのお知らせ

彦根景観フォーラム 7月の予定

1,定例会 
    7月13日(水) 19:00~ 滋賀大学陵水会館会議室

2,平成23年度 彦根景観フォーラム 通常総会・懇親会 
   7月16日(土) 12:00~ ひこね街の駅「寺子屋力石」
                    彦根市河原二丁目3-6 花しょうぶ通り

3,多賀「里の駅」・一圓屋敷の集い、試食会 
   7月2日(土) 9:00~12:00 一圓屋敷 参加料500円 
    第33回「安土の桑実寺の縁起絵巻を見てみよう」
      話し手: 亀井若菜さん 滋賀県立大学准教授 
    美しい色彩で描かれた絵巻をスクリーンで見ながら、描かれたわけ等を考えてみましょう。

     【試食会】 12時~ 地元で採れたトマトいっぱいの料理


3,足軽辻番所サロン「芹橋生活」 
  7月17日(日) 10:00~11:30 足軽屋敷・中居邸 参加料100円 
    「住民防災の計画を作ろう」
    大窪健之さん(立命館大学教授)

    前回の4グループの図上防災演習の問題点を集約してもらい、そこから見える新たな
     問題点の発掘や、減災のためのアイディアを頂きます。


4,彦根街の駅・寺子屋力石 談話室「それぞれの彦根物語」  
    7月16日(土) 10:30~12:00 寺子屋力石 無料
    第83回 「花しょうぶ通り伝建地区調査を終えて」
    濱崎 一志(NPO 法人彦根景観フォーラム副理事長、滋賀県立大学教授)

    花しょうぶ通りは、文化財保護法に基づく重要伝統的建造物群保存地区の指定候補地
    です。その可能性や具体的内容を検討すべく、濱崎先生を中心に建物調査が進められ
    てきました。その結果についてお話いただきます。
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# by hikonekeikan | 2011-07-08 21:57 | お知らせ&NEWS