【彦根物語20】
「私たちのボランティア支援について―カンボジア支援物語」
山崎 時雄
(カンボジア大地の会彦根 顧問、
医療法人友仁山崎病院 会長)
私達日本人にとって、世界には悪魔の兵器といわれる地雷によって、この瞬間にも手足を失っている人がいるということを、現実の問題として捉えることはできません。しかし日本から直線距離にして4000km程しか離れていない同じアジアの国カンボジアでは、平和になった今でも地中に600万個という地雷が埋設され、1200万人の国民が大変危険な日常を強いられています。このことを知った私たちは3年前から「カンボジア大地の会彦根」というボランティア団体を設立し、主として「カンボジア国立・地雷除去組織・CMAC」の活動を支援しています。現在会員数は30名です。
カンボジアといえば、ご存知の方も多いと思いますが、「アンコール遺跡群、特にアンコールワット」という世界遺産で有名です。
この世界各国から観光客が訪れるアンコール遺跡さえ、観光道路以外は地雷の危険性があるといわれています。
談話室では、「カンボジア大地の会彦根」の活動の一部をスライドによって説明し、あわせてアンコール遺跡群をはじめ、首都プノンペンの様子を紹介しました。
Angkor Wat アンコール・ワット
「冷戦の影響、内線の混乱、海外勢力の直接介入等、その都度撒き散らした地雷や爆弾は『持ち込まれた悲劇』であり、カンボジア自らが製造したものではない。でも彼らは懸命に除去する努力を続けている。彼らの悲痛な叫びに善意の手を差し伸べたい」
地雷、爆弾による現地の状況
CAMBODIAN MINE ACTION CENTER
カンボジア地雷除去センターにて
日本語学校における交流
【キーワード】
カンボジア
地雷
「カンボジア大地の会彦根」
「カンボジア国立・地雷除去組織・CMAC」
アンコールワット
★談話室「それぞれの彦根物語」の関連情報は、下記HPでもご覧いただけます。
滋賀大学産業共同研究センター
滋賀大学地域連携センター